手や足がなくなりいつかは頭だけになる。
もしくは頭もなくなり人はいなくなる。
空間もまた形ではなく言葉でしかなくなり、私たちは失われていく。
手はものをにぎり、足は行きたいところへつれていってくれる。
人は人ではなくなり、空間もまた空間ではなくなる。
今いる世界はねじ曲がり空間として把握できなくなる。
それはあたかも絵のように。
空間は絵に変わり言葉になる。
手に届かなくなる空間は私たちの生活とは切り離され、それぞれが独自の世界へと
進んでいく。